第四部登場キャラ
■パーティメンバー■
・レフィル一行
レフィル
オルテガの子
性格:引っ込み思案/年齢:十七歳
装備:吹雪の剣・バスタードソード・ドラゴンメイルなど
特技:イオラ・アストロン・ベホマ・氷剣技など
アリアハンの勇者として、魔王討伐のために世界を旅する少女。戦いを重ねる事により戦士としての腕前を更に上げ、吹雪の剣を用いた技にも磨きがかかっている。
しかし、魔王を倒すに自分では力不足である事を自覚していて、その運命に仲間達も巻き込む事を酷く怖れていた。そして、自分に勇者として旅立ちを強いた者達への疑念が顕著になり始める。そうして抑えつけられた反動によるものか、自由への渇望が強く現れ始めた。
ネクロゴンドへの道がサイアスによって開かれたのを機に、魔王を討つ事で宿命を断つべく、ついにかの地に乗り出す。
ホレス
冒険者
性格:命知らず/年齢:十九歳
装備:変化の杖・鬼神の仮面など
特技:変化の力・トラマナ・ザラキーマなど
道具:赤の光、青の光、緑の光、紫の光、黄の光
幾多の冒険を経て、凄腕のトレジャーハンターとしてその名を知られる様になった若者。世界を巡る内に伝説の秘法である六つのオーブを集め、既にその内の五つをその手に携えている。
元々呪文は殆ど使えなかったが、メドラとの戦いやテドンで見た光景をきっかけとして、幾つかの呪文が扱える様になる。また、サマンオサで手に入れて、強引な手段で守り抜いた変化の杖の力を次々と引き出し、彼自身のものにしている。
宿命に立ち向かう事を決意したレフィルの最後の旅に、ムーと共に付いていく事になる。
ムー
魔法使い
性格:負けず嫌い/年齢:十八歳
装備:理力の杖など
特技:パルプンテ・ドラゴラムなど
レフィル達と共に旅する小柄な魔法使いの少女。一度はバラモスに倒されて、メドラによって意識を放逐されてしまったが、ホレスの助けによって再び”ムー”として目覚めた。
前身であるメドラの経験が生きているのか、彼女自身もパルプンテの呪文をある程度扱う事ができるが、その力は本家には及ばない。
育ての親であるカンダタを失った空虚感は未だに彼女の心を苛んでいるが、今は自分を助けてくれたホレスや友として接してくれるレフィルの事を大切に思っている。
・主人公三人の協力者達
ニージス
ダーマの十代目賢者
性格:抜け目がない/年齢:二十三歳
特技:マヌーサ
過去にガルナの塔で起きた惨劇に終止符を打ったとされる、悟りの書に選ばれた賢者。だが、その名声とは裏腹に実際には手荒な事はあまり得意ではない。
メリッサとは知識人同士でかなり息が合い、自然と一緒に話している事が多い。また、魔法技術にある程度造詣があるホレスの事も親友として見ている。
マヌーサの呪文で自らの分身と入れ替わる事でこの場から逃れる場面が多いが、その原理は広く知られてはいない。
カリュー
サイアスの姉貴分
性格:ロマンチスト・力自慢/年齢:二十一歳
装備:ウォーハンマー・誘惑の剣
レフィル達と共に、世界を旅する女戦士。サマンオサの出身で、実はサイアスと同郷。レンとも幼い頃以来の親友である。巨大な戦鎚を用いた戦いを得意とする程の強力は健在。
サマンオサにて、兄ブレナンを含む数多の者達が処刑された惨劇を終わらせた後には、全ての元凶であるバラモスを討つべく、サマンオサの勇者サイアスと行動を共にする。
マリウス
呪具の操者
性格:苦労人/年齢:二十八歳
装備:破壊の剣、地獄の鎧、嘆きの盾
メドラと縁のある、凄腕の戦士。呪いの装備に頼らずとも、”真紅の鎧”の二つ名で怖れられる程の腕前を有している。
レフィルとは料理の話で馬が合うが、彼女が心中に言葉にならない葛藤を抱いている事をどことなく感じ取り、密かに気にかけている。
ネクロゴンドへの道が開かれた後は、ニージスの誘いでメリッサと共に魔王討伐に赴かんとするが…
メリッサ
メドラの姉
性格:頭脳明晰、うっかり者/年齢:二十四歳
道具:悟りの書の写本/特技:メガンテの制御
数多くの知識を欲しいままにする、世界樹の近くにある里を故郷とする若き魔女。
妹がムーとして生きている今でも、彼女の事を大切に思っている。その過ぎた遊び心と相まって、余計なお節介を確信犯的に行うことも。それ故に、ホレスに何かと目をつけている。
過去に興味本位で危険な呪文であるメガンテの制御を行った事があり、どうにか生還するだけの魔法技術がある…が、本人は二度とやりたくないとの事。
ハン
移民の町・ハンバークの責任者
性格:タフガイ/年齢:三十九歳
装備:鉄の槍、鉄の盾
切り開かれて新たに作られた町の名前にもなった、熟練の行商人。
黒胡椒貿易での収益を初めとして、町に対して様々な貢献を成してきた。が、リーダーたる町長の少女が捕らえられた事から始まる町の混乱へと巻き込まれていく事になる。
その元凶が魔王バラモスにあると知り、有志を集って魔境ネクロゴンドへと踏み出す事を決意する。
・サイアス一行
サイアス
サイモンの息子
性格:暢気者/年齢:二十一歳
装備:稲妻の剣、魔法の鎧、黄金のサークレット
特技:ライデイン、ベギラマ、ベホマラー
サマンオサに選ばれた新たなる勇者にして、勇者サイモンの忘れ形見。いつも暢気で軽い立ち振る舞いを見せているが、それとは裏腹に物事の本質を見抜く慧眼も持つ。
剣技・呪文・経験の全てにおいてレフィルより格上の実力を持ち、大抵の魔物は軽く蹴散らしてしまう程。何かと”勇者”という響きが好きらしく、自らそうあろうとする場面が幾つも見られる。
父サイモンの手からガイアの剣を受け継ぎ、死の火山へと投げ入れてネクロゴンドへの道を切り開き、一足先に魔境へと足を踏み入れるが…。
キリカ
暗殺者
性格:甘えん坊/年齢:不明・妙齢
装備:アサシンダガー、毒針など
特技:急所突き
”死神”の通り名を持つ女暗殺者。これまでにも二度にわたりホレスの命を狙ってきたが、いずれも失敗に終わっていた。
ハンバークの攻防戦の混乱の中で再びホレスと戦うが、一蹴された後に行方をくらませる。が、その後、変化の杖を奪おうとするなど、サイアスのためにか暗躍を繰り返している。
ネクロゴンドに大勢の冒険者が向かう中にも密かに紛れ込んでいるが、その狙いは定かではない。
レン
サマンオサの神官
性格:乱暴者/年齢:二十四歳
装備:モーニングスター/特技:ルカナン・フバーハ
サイアスの仲間としてその旅に同行している女性神官。神官らしく物腰柔らかな面もあるが、基本的には自分達の邪魔となる相手には容赦しない性格。
冒険者の間で治癒呪文が代名詞となりつつある”僧侶”であるが、彼女の様に補助呪文や攻撃呪文を得意とする者も珍しくはない。
サイアスが魔王討伐へ向かう際、引き続き行動を共にする事となる。
ジダン
老魔法使い
性格:鉄人/年齢:不明・七十前後
特技:不明
世界を巡る旅に同行しながらサイアスを見守る老魔道士。
かつてはサイモンの友で名の知れた魔法使いだったが、年老いてからは修行不足のため、殆どの呪文が使えなくなってしまう。現在ではサイモンの息子であるサイアスとの旅の最中に勘を取り戻し始め、幾つかの呪文を再び扱える様になる。
既にかなりの高齢であるはずだが、それを感じさせない程の体力と生命力を持ち、過酷$な旅路や幾らか強力な打撃を受けてもある程度耐えられる。
■サブキャラクター■
・第十九章登場キャラ
テドンの幻影
幽霊の町、テドンに住む者達。夜の間にしかその姿を現さない。
クルアス
テドンの用心棒
性格:熱血漢・切れ者/年齢:不明・青年期
装備:雷神の槍、漆黒のマント/特技:変則ルーン
家族と共にテドンの村に住みついていた青年。強力な呪文と槍術を操り、滅法腕が立つ。その力でテドンの村を守り続けていた。
妻と娘を失い、テドンが滅びた後、息子と共に何処かへと旅立つ。
リリス
クルアスの妻。息子を産み落としてから虚弱体質に陥ってしまうが、それでも子供達を愛し続けている。
フュリー
クルアスとリリスの娘。家族想いの優しい性格だったが、テドンの惨劇の中で母と共に命を落とす。
少年
クルアスとリリスの息子。そのあまりに異様な誕生のため、村人達から訝しげな視線を受けて育った。テドンの荒廃の直接の原因を作った張本人。
バース
テドンの村の生き残り。数少ない仲間達と共に守人として生きる。
ドリス
バースの相棒の女性。村を滅ぼした元凶である”ホレス”を激しく憎んでいる。
・第二十章登場キャラクター
サマンオサ王
ある日を境に亡国となり始めたサマンオサ王国の主。かつては”銀獅子”と呼ばれる屈強かつ誇り高い王だったが…
ザガン
かつては強行ながら、隙を見せない対外政策を行っていた、雷霆宰相と呼ばれた男。そのあまりに危険な思想から、流人の島―ルザミへと流された。
レフィルの心の闇
心の闇
性格:冷酷/年齢:不明
装備:氷晶の透剣
レフィルの心の中に宿るもう一つの精神。ラーの洞窟の中で一度意識を失ったときに明確な姿を現す。
常に周囲に振り回されるだけで生きてきた自分自身に非常に苛立たしさを覚えているらしく、レフィルへと嫌悪漢を露わにしている。
ラーの鏡の光が示した通り、その正体はレフィル自身の一部で間違いなく、二重人格に近いものとなっている。
メフィス
遊び人
性格:不明/年齢:不明
装備:ぬいぐるみ/特技:鳴き真似
その身を猫の着ぐるみで包んだ謎の男。
はたから見れば、間違いなく狂人の類とも思える奇怪な言動をするが、発する雰囲気は只者ではない。その違和感からか、”悪魔”という通り名を持つが、彼の過去に何があったかを知る者は少ない。
クトル
トロルキング
性格:/年齢:不明
装備:雷神の剣・風神の盾/特技:バギクロス・バシルーラ
武具の収集を生き甲斐とする、トロル族の王。変化の杖を欲してサマンオサを訪れるが、ホレスとの戦いの内に気が変わる。彼の成長を楽しみにしつつ、杖を預けて何処かへと去る。
エルダ
アークマージ
性格:慌て者/年齢:二十三歳
特技:最上級呪文
若くしてアークマージの称号を有する高位の女性魔法使い。その力は城一つを丸ごと吹き飛ばせる程の凄まじいものだが、未だに力の制御ができていない。
魔物であるクトルに仕えているが、実は人間である。
シエン
隠密
性格:お調子者/年齢:不明
特技:不明
クトルと行動を共にする、黒装束の男。普段は寡黙だが、一度口を開くと途端に饒舌になる。
新入りであるカルスとは意外と馬が合う。
・第二十一章登場キャラ
バクサン
天神様?
性格:豪傑/年齢:不明
装備:爆弾岩の化粧回し/特技:根性のメガンテ
道具:バクサン箱、凧…etc
観客達に火の華を手向ける花火師であり、誰しも立ち阻み得ない程の巨体を誇る力士の星。”根性”のある者に多大な関心を持っている。
神出鬼没に現れては、混乱を撒き散らし、自らのメガンテにも根性で耐えてしまう怖い人。
サイモン
ガイアの剣を振るうサマンオサの勇者。謀略によって牢獄の祠へと幽閉されて、そこで命を落とす。
・第二十二章登場キャラ
ニル
魔法使い
性格:頑張り屋/年齢:十九歳
あるきっかけで、呪物に苦しむ人々を救う旅に出た、魔法使いの少女。セレスに救われて以来、彼に想いを寄せている。
ネクロゴンドへは、様子見のつもりでセレスと二人で突入していたが、エビルマージの策略によって後戻りができなくなっていた。そこでハン達と合流する事で、一行に加わる事になる。
以前掲載していたDQIII小説―”勘違いとすれ違い”の主人公。
ルース
少年盗賊
性格:意気地なし・捻くれ者/年齢:十六歳
特技:声真似
盗賊ならではの数多の技巧と、声真似による霍乱を得意とする、銀色の髪の少年。
ニルに惚れているが、本人には全く気づかれていない。また、詰めの甘さが災いして、いつも色々なとばっちりを喰らっている。
ファーラ
賢者の卵
性格:お転婆/年齢:十八歳
特技:???
底抜けの明るさを持つ、青髪の少女。聖職者でありながら、快活な性格を失わず天真爛漫に時を過ごしてきた。
治癒呪文を唱えるときに何故か不具合が多く、本人の意思とは関係なく、同時に別の呪文までも発動させてしまう特殊な資質を持っている。その危険性のため、怖れる者が多い。
セレス
勇者
性格:豪傑+おっちょこちょい/年齢:二十歳
特技:力技
志半ばで倒れた父に代わり、魔王を倒す旅に出る事となった青年。
猪突猛進な性格で、呪文はかなり苦手な部類に入るがそれを補って余りある豪腕を持ち、身の丈程もある大剣を容易に振り回す。
反面、思い込みが激しく、片想いであるファーラの事になると周りが見えなくなってしまう点も。
フュラス
勇者
性格:普通/年齢:十八歳
勇者として、仲間と共に世界を救うべく旅を続ける少女。
無口だが、共に旅する仲間との絆は強く、離れる事なく行動を共にしてきた。
アギス
勇者
性格:一匹狼/年齢:十九歳
魔王を倒す事を運命づけられた少年。旅の最中で数多くの仲間を失い続けてきた過去からか、魔物を激しく憎んでいる。
ただ一人で魔境を切り抜けられる程の実力を若くして身に付けている。