第一章 誘われし者 あとがき

はじめに

 遅ばせながら、あとがきとやらを更新物として再び上げてみる事にしました。内容は、本編中の語りどころと登場人物の紹介、という形を続けて行きたいと思います。
 まぁ、後々では面倒臭くなって色々と端折った形になるかもしれませんが(笑)

本文のあとがき

 これまで出だしがどれだけいい加減だったのかなぁ、とつくづく思い返されます。最初の方の印象は物語の最後まで残るというのに、と。
 興味本位で書き始めた本編に比べて一回りだけ文章を膨らませる様に作ってみました。まだまだ色々と端折り過ぎな部分もあるとは思いますが、本編の拙い表現とどちらがマシかな…と考えどころです。  そして、効果音を今回の更新で大半を削ってしまいました。他人目から見ていて確かに無駄に度派手な効果音なんか格好悪い気もする…。自分のやり方を否定する、というのもいざ必要となったときに限って躊躇われるものですね…。

テーマ―雑多

 DQIIIで一人旅でクリアをした方もいるかもしれません。この章はオリジナルでも、勇者一人旅、男装勇者をイメージして作ってました。レーベの宿屋でシンに指摘されるまでは、女性である事は本文中では伏せたりと、色々と無駄な努力に走っております(壊)。
 もともと求めし道は、総合的な要素を盛り込む事そのものをテーマとして行ってきたので、節操なしになってたのやもしれません。

登場人物―第一章

レフィル アリアハンの勇者

性別:女/年齢:16歳/外見:黒の長髪に紫の眼、やや長身。
装備:鋼鉄の剣、皮の鎧、翡翠のサークレット/特技:ホイミ、ギラなどの呪文
 アリアハン随一の強者―勇者オルテガの娘。ネクロゴンドの火山に落ちた父に代わり、魔王バラモスを倒し、世界の希望となる事を強いられる。
 巷ではオルテガの子が娘とは知られていないが、本人は女性らしい体つきに富んでおり、どこにでもいる少女と大きな違いは見られない。旅に関わる知識や剣の扱いなども修練されているものの、未だに経験不足が目立つ。
 王の薦めで向かったルイーダの酒場でも仲間を得る事ができずに一人で出発したり、偶然にキラーエイプと遭遇してしまうなど、幸先悪い旅立ちではないかと。

その他の人物

エリア
 勇者オルテガの妻にして、レフィルの母。英雄の喪失によって失われた希望を求める流れのままに旅立ちを迎える娘を優しく送り出した。
祖父
 オルテガの父。英雄としての使命の内に散った息子同様に旅立つ孫娘の無事を願っている。
アリアハン国王
 レフィルが住まう国を治める王。魔王討伐の使命を与えたレフィルに対し、惜しげもない程の対偶を餞として差し出す。
ルイーダ
 旅人達の出会いと別れの場と名高い酒場の女主。海路が使えずにアリアハンに留まる冒険者達の面倒を見ているが、さる事情で現在は皆が動けぬ状態にある。仲間を求めてやってきたレフィルに、代わりに冒険者の情報を与える。
 幼き日のレフィルの事を知る人物の一人。
シン
 レーベの村に住む少年。両親を殺されたがために、魔物の根絶をレフィルへと望む。オルテガの子として旅立つ勇者が女性だと知って、驚きよりもむしろ感心を示していた。
レーベの老人
 レーベの村のはずれに住む老人。長きに渡って危険な研究を続けてきたがために、偏屈と蔑まれている。課せられた使命を望まぬながらもアリアハンを旅立とうとしているレフィルに感心し、誘いの洞窟の先の道を開く鍵となる魔法の玉を授けた。


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